令和4年 秋の褒章
「黄綬褒章」受章をうけて

太田哲三 令和4年 秋の褒章 黄綬褒章受章

私は窯業高校卒業後、目標だった焼物づくりに向かって実家の「太田熊雄窯」で七年間修業に入り、その後分家分窯し、小石原焼窯元として仕事に専念いたしました。

五十数年間、作陶を続けながら今も思う事は、自然の材料(土、水、新)をいかし、正しく使わせてもらい「美しく健康な物」をつくり、生活の中に潤いを与えられるような仕事をこれからも続けたいというものです。

窯元の仕事は、家族と一緒にくり返しくり返しの働きで、出き上がった物を皆で喜び、感謝しながら作陶の道一筋にできた事に嬉しく思います。

太田哲三